「ギフト」 監督:サム•ライミ |
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たまにはこわーい話でも。。。あ、でもそんなに怖くないか。でもオカルト系です。結構オカルトものが好きなんですよ。と言ってもホラーとかシリアルキラー系は嫌いです。なんかこう、不思議な能力がある人の話とか、ダークなグリム童話とかって心ひかれません? それでも最後は何故か心温まったり、途中笑いどこがあればなおさらよし!なんですな。
たとえばM・ナイト・シャマランの「シックス・センス」。幽霊が見えちゃう少年と彼の悩みを解き放とうとするカウンセラーの話。さみしそうな幽霊がすいっと普通に現れて、怖いというより、悲しいような気持になる。ティム・バートンの「スリーピーホロウ」。1700年代とある片田舎で起きた殺人事件解決に四苦八苦す る刑事と謎の美少女。おとぎ話に愛憎劇に、ティムバートンワールド満開。
で、今回紹介するのがサム・ライミの「ギフト」。「死霊のはらわた」と「スパイダーマン」が代表作って、すごい振り幅やなあ。これまた見えちゃう人のお話です。人の運命を見抜く能力を持ったヒロイン、未亡人のアニー。彼女はその能力で生計をたてている。ある事件の捜査を依頼されたことで、彼女自身にも危機がせまる、というお話。すごく印象的なのが、彼女が殺人事件の風景を思い浮かべるシーン。これが怖いんだけど、幻想的で美しくもある。断片的でそこが物語の確信のパズルになっていて、見るものを迷い中へ導いて行く。
この映画がいいのは視覚的に怖がらせてくれるだけではなく、「わっおばけこわ〜い」ってだけでなく、ヒロインの苦悩(そういう能力を持つ人の苦悩というより、もっとリアルな生活感とか人間関係とか)や彼女に悩みを相談する人、事件に巻き込まれてしまった人などなど、登場人物たちの心の葛藤を描いているところ。一つの事件が思いがけず、それぞれの人の悩みや苦しみ、生活、心を変えて行く。見ていると悲しくなったり、ひりひりするものを感じるのだけど、事件解決とともに、心の霧が晴れて行く。何か乗り越えたというか。ミステリーが絡まった心の紐を解いて行く、そんな映画です。
そして「ギフト」には他にもいろいろおすすめ点がある。主人公アニー役のケイト・ブランシェットのパンチラシーンがあったり(って思ってるのは私だけかもしれないけど、そんなに意味があるとは思えない場所でだいぶミニスカで転ぶ)、配役が抜群! アニーに相談を持ちかける薄幸な主婦にヒラリー・スワンク(ほんとに意志弱そうな人になり切ってた。「ミリオンダラーベイビー」の人!)。彼女を悩ませる粗暴な亭主にキアヌ・リーブス(案外こういうキアヌってかっこいいんやなあ。「コンスタティン」とか。ちょっと悪っぽい方が素敵)。アニーだけに心を開く心の病を持つ青年にジョバンニ・リビシー(この映画で一番印象的でした。)。。。
怖いだけじゃない、人間の悲しみとか弱さをちゃんと描いてる作品やと思います。そんなシリアスには作ってないけど、見終わったあとじ〜んとした。なんて思い出してるとまた見たくなってきたなあ。たぶん、夜、一人で見ても大丈夫です!







