「ふたりのベロニカ」 監督:クシシュトフ・ケェシロフスキ |
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クシシュトフ・ケェシロフスキの映画が好きだ。ある人に言うと「ク シ・・?誰?」と返ってくる。
ある人は「うわ〜そうですか・・自分はちょっと・・」、そして「いい ですよねえ!ケェシロフスキ」と言う人も。
めっちゃ知られてる監督ではない。でも世界的な賞をとってたり映画通 に絶賛されてたりする。
作品に言葉が少なく苦手な人もいる。でも好きな人にはたまらんのです。
とにかくきれい。気品がある。じっと人を見つめている。
崇高な雰囲気 の中に、ふとそこにある悲しみが点在する。
「ふたりのベロニカ」、この作品はベロニカという名前の二人の女性の 物語。
二人は双子でもないし、血縁関係にある訳ではないし、生まれた国も違 うし会った事もない。
でも何故かどこかに私ではない別の「私」の存在を感じる。
で、この二人が実際に出会い言葉を交わし物語を刻んで行くのかと思い きや、そうでもない。
じゃ、何なんだ。何なんでしょうね。何回見ても不思議 な映画やなと思う。
ベロニカは感じる。なぜかその存在を。そして愛を探し始める。本当の 愛ってなんだろう。
本当に私、ここにいるのだろうか。この悲しい気持はどこから生まれる のだろう。
ベロニカにはイレーヌ・ジャコブ。もうこの人がびっくりする程きれい。ベロニカには彼女しかありえない。
ベロニカの感情が、スクリーンの映像が私を包み込む。
言葉にできない感覚が胸にしみいる時。
この瞬間、この美しい映画に私 はただただうっとりしてしまうのです。







